バイデン氏に大国としての輝き取り戻してと祝意

 日本経済団体連合会の中西宏明会長はバイデン氏の米国大統領就任にあたっての談話を発表。祝意を示したうえで「米国は建国以来、民主主義の下で多様性の中における統一に努めてきた。新政権には改めて国内の結束を図り、世界第一の大国として輝きを取り戻してほしい」と期待を寄せた。

 中西会長は「コロナ禍で疲弊した世界経済の回復と揺らいでいる国際秩序の再構築は、世界共通の重要課題であり、解決のためには米国の力が必要。新政権は国際協調を重視する方針を打ち出しており、大いに期待している」とした。

 またバイデン大統領が気候変動問題解決への強い決意を示し、パリ協定復帰の方針を示していることに「高く評価する」とし「世界的なグリーン成長の実現に向けてリーダーシップを発揮してほしい」としている。

 また経済に関して「ルールに基づく自由で開かれた国際経済秩序の維持・強化も急がれる」とし「自由で開かれたインド太平洋の推進、国境を越える自由なデータの流通、WTOの改革等を通じた多角的自由貿易体制の立て直しなどにあたっても新政権の積極的な関与が不可欠」とバイデン大統領のリーダーシップに期待を示している。(編集担当:森高龍二)

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