アルピーヌF1のオコン、WRC開幕戦モンテカルロで『A110S』をデモラン。初日2ステージを走行

 1月21~24日に開催されるWRC世界ラリー選手権の2021年開幕戦モンテカルロにおいて、アルピーヌF1チームのエステバン・オコンが公式VIPコースカーの『A110S』で序盤のスペシャルステージを走行することが明らかになった。

 アルピーヌF1の一員としてオコンがA110Sを走らせるのはこれが初めてのこと。ラリーに参加するのも今回が初となるが、そのオコンはラリー・モンテカルロ初日のSS1とSS2を走ることになっている。オコンの走行は、ラリー・モンテカルロに参戦するドライバーよりも前に行われるとのことだ。

 オコンのカーナンバーはF1と同じ31で、A110Sのカラーリングは伝統的なアイコニックなブルーになる。

WRC世界ラリー選手権の2021年開幕戦モンテカルロでエステバン・オコンがドライブする『A110S』

 ラリー・モンテカルロにおいて、アルピーヌの初代A110は1969年と1970年に3位に入賞し、1971年には優勝を飾った歴史がある。また今回のラリー・モンテカルロでは、RGTクラスに5台のA110がエントリーしている。

 オコンは今回のラリー・モンテカルロ参加について、昔からラリーを走ることを夢見ており、走行を待ちきれないとコメントした。

「夢のような機会だ。初めてのラリー・モンテカルロが待ちきれないよ。伝説的なイベントだし、モータースポーツのカレンダーのなかでも大切なものだ。それに参加することがどれほど特別なことか、わかっている。素晴らしいA110Sをドライブすることを楽しみにしている」

「A110をドライブしたのは、10月にノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)で3周走ったのが最初だ。とてもいい日だったよ。とても心地よくて、機敏な動きをするんだ。タイトなヘアピンや、山を走るこういったチャレンジのために生み出されたんだ」

「僕にとってラリーをすることは昔から夢だった。モンテカルロでA110Sをドライブするなんて、最高のやり方で1年を始めることになる」

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