【ボクシング】井上尚弥、京口紘人ら2月にチャリティーイベント開催

LEGEND開催記者発表会に出席した(左から)木村翔、井上尚弥、京口紘人

WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(27)、WBA世界ライトフライ級王者の京口紘人(27=ワタナベ)や元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志さん(41)が参加する新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」が2月11日に東京・代々木第一体育館で開催されることが21日、発表された。

この日発表された参加者は他に元WBO世界フライ級王者の木村翔(32=花形)と元3階級王者の八重樫東さん(37)。

イベントでは、それぞれが3分×3ラウンドのスパーリングを行う。対戦相手について井上は「ボクシングファンというのは試合前にいろいろと想像をふくらませるのを楽しみにしているもの。なので『こういうカードが見てみたい』というのがあったら、SNSで上げてもらえれば」と言い、自身は「近くの階級の王者にオファーを出している」状況だという。

この日の会見では、木村が「僕が見たいカードは井上尚弥VS井岡一翔」と、世のボクシングファンの声を代弁する〝ド直球〟な意見を言うと、隣に座った井上が苦笑いするシーンもあった。

イベント当日は出場者やスタッフに加えて、5000人を予定している観客も全員に対してPCR検査を大会前々日から3日がかりで実施。陰性が確認された人のみが観戦できるシステムが採用される(陽性の場合は入場できずに払い戻し)。

収益の一部は新型コロナウイルスと戦う医療従事者や、感染した患者の支援。PCR検査を短時間で完了させる機器を全国の医療機関に寄付するために使われる。

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