大地真央主演「最高のオバハン 中島ハルコ」に愛知出身の真魚、田山涼成らが出演

フジテレビ系で4月10日にスタートする連続ドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)で、主演の大地真央や共演の松本まりかと共に物語を彩る、個性豊かなキャストが発表された。

原作は、女性の本音を鋭く描き出すことに定評がある林真理子氏の「最高のオバハン」シリーズ(文春文庫)。人気漫画家・東村アキコ氏がほれ込み漫画化を熱望し、「ハイパーミディ 中島ハルコ」としてコミック化もされるなど、人気の高い作品だ。主人公・中島ハルコ(大地)は、 還暦を迎えるバツ2の独身で、高価なジュエリーやファッションがさまになる美容系クリニックの敏腕経営者。ただし、生粋の名古屋人であり、無駄なことが大嫌い。無駄なプライドから生まれる悩みや、忖度(そんたく)まみれの理不尽な仕事の悩みを、スーパーレディーがばっさばっさと切り倒していく、痛快毒舌エンターテインメントだ。

ドラマを制作する東海テレビのご当地・愛知県にゆかりのある俳優として、田山涼成(名古屋市出身)、真魚(豊橋市出身)が出演。田山は名古屋の老舗ういろう店の3代目・三島昭宏、真魚は菊池いづみ(松本)の同僚・高田真央を演じる。また、ほかにも元SKE48の小林亜実(豊川市出身)、元OS☆U(オーエスユー)の森咲智美(名古屋市出身)らも参加する。

東大卒でなかなか彼氏ができなくて悩んでいる真央役の真魚は「大地さんは、品があって、まとっているものがすごく清らかでオーラのある方。ユーモアもあって、すごくすてきな女性という印象です」と明かし、「コロナ禍ではあるのですが、自分がよく行っていた名古屋の土地で撮影ができるのはうれしく思いましたし、台本にも“名古屋あるある”のいろんなネタが盛り込まれています。なかには『私も初めて聞いたぞ』ってのもあったりするんですが(笑)、愛知の方に楽しんでいただける番組だと思います。ハルコさんのズバッとした物言いや『あ、コレ、地元のあるあるだな』といったささいなことでもいいので、みんなが笑顔になってくれたらと。愛知の方はもちろん、愛知以外の方にも名古屋メシや名古屋おやつを家で食べながら、笑いながら見てほしいです!」とアピール。

田山は「このドラマは、名古屋弁満載! 僕にとっては、よみがえる名古屋! もう45年も名古屋離れているわけですけど、やっぱり流れているものの中に、どうしても名古屋人をぬぐい去ることはできないということを自分で感じました」と自身のDNAを感じたようで、「ぜひ皆さんも、名古屋だけにかかわらず、遠くの人が見ても、方言の面白さ、方言が持っている力強さ、そういうものを感じていただけたらいいなと思います。大地さんの豪快な演技と豪快な方言も見どころです! 豪快なコメディエンヌの姿をぜひご覧いただけたらうれしいですし、見た方もきっとうれしい気持ちになるはずです!」と見どころを語っている。

さらに、ハルコの従妹・丹羽聖子に扮(ふん)する高橋ひとみのほか、大西礼芳、NANA、結城モエら個性派女優が大地、松本との芝居合戦を繰り広げる。

ドラマオリジナルのキャラクターを演じる高橋は「今回は名古屋ロケが多いのですが、名古屋に来てウナギを食べられるようになったんです。ウナギがあんまり好きではなくて、小さい時には父が好きでよく行かされたんですけど、気持ち悪くて…。パリッとした名古屋のウナギを食べた時においしい!って。名古屋メシは全般的に好きです」と明かし、役柄について「ドラマを見ている方たちの目線の登場人物でもあるので、ハルコを見て『現実は違うでしょ! 現実はこうは行かないでしょ!』というところを体現する、等身大の主婦として、いかにハルちゃんに負けないように頑張るっていう感じですかね~(笑)。加えて、『ポテサラおやじと若いイケメンの間で揺れ動く』という役柄でもあって、やっぱり夢を見て、一瞬でも幸せな気持ちになれたからいいかなって思うんですけど(笑)」と紹介。

初共演となる大地については「優しくて撮影もすごく楽しかったです。終わった後に思わず『写真撮ってください!』って言って(笑)、フェイスラインがシュッとなるモードで撮ったのですが、大地さんはお人形みたいになっちゃって。自分はいいんだけど、大地さんは『これ、生身の人間じゃなくなっちゃったじゃん』て!(爆笑)。普通のカメラで撮ればよかったって、すごく後悔しました」とほのぼのとしたエピソードを披露した。

なお、合田雅吏、蕨野友也、石田登星、河相我聞、佐野和真、清水紘治、武田航平、チャンカワイ、永嶋柊吾、袴田吉彦、平岡祐太、平田雄也、古澤蓮、六角慎司、シャバーニらも集結。主演の大地との縁の深い今野浩喜も何らかの役どころで登場する。

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