インドの小さな村がカマラ・ハリス氏の米副大統領就任を爆竹で祝福

カマラ・ハリス米副大統領(ロイター)

インド南部タミル・ナードゥ州にある小さな村の住人らが21日、女性かつ有色人種として初めて米国の副大統領に就任したカマラ・ハリス氏(56)を爆竹を鳴らして祝福した。米CNBCが伝えた。

南アジア系とジャマイカ系の血を持つハリス氏は、母方の祖父が同州スラセンドラプランという人口わずか350人ほどの村出身なのだ。

CNBCによると、この日、村では女性は民族衣装のサリーに身を包み、男性はヒンドゥー教の正装である純白のドウティを着用。カマラ氏の写真を手に偉業をたたえた。

すでに他界したカマラ氏の母親シャマラン・ゴパラン・ハリス氏もインド生まれで、のちに米国に留学。名門カリフォルニア大学バークレー校で栄養学と内分泌学を修め、博士号を取得した。その頃、ジャマイカ系の父親で経済学者のドナルド・ハリス氏と巡り合い、結婚した。

カマラ氏自身は首都ワシントンにある全米屈指の名門黒人大学、ハワード大学に進学。卒業後にカリフォルニア大学ヘイスティングス・ロー・スクールに進学し、法務博士号を取得した。

これまでカリフォルニア州で地方検事や同州の司法長官を務め、2017年、上院議員に初当選した。

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