【初場所】大栄翔残った! 2敗守ってV争いトップも冷静「最後まで勝たないと」

突き落としで明生(上)を下した大栄翔

大相撲初場所12日目(21日、東京・両国国技館)、幕内大栄翔(27=追手風)は幕内明生(25=立浪)を破って10勝目(2敗)。突き押しの攻めから引いて相手のバランス崩そうと試みたが、自身も体勢を立て直せずまわしを取られてしまう。それでも、最後は土俵際の攻防で突き落とし、物言いがついたものの、軍配通り白星を手にした。

取組後は「(相手を)見ていきすぎてまわしを取られてしまったけど、最後まであきらめなかった。(土俵に)残るしかないと思って精いっぱい残りました」と振り返った。

前日に2敗目を喫したが「前に出れていたので今日もしっかり相撲を取ろうと」と切り替えていたという。

これでV争いトップを死守。本人は「一日一番しか取れないので(意識すると)変に硬くなる。最後まで勝たないと優勝できないし」とあえて口には出さないが、一歩ずつ賜杯に近づいている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社