【新型コロナ】横浜で2人死亡267人感染 横浜市大病院、クラスターと認定

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は21日、市内に住む80代女性と70代男性が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女267人の感染を確認。50~90代の男性6人が中等症、234人が軽症または無症状で、27人の症状が不明。123人の感染経路が分かっていない。

 市によると、死亡した2人はクラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(同市緑区)の患者。それぞれ別の疾患で入院していたが、昨年12月上旬に陽性が判明し、新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 職員4人の感染が分かっていた横浜市立大付属病院(同市金沢区)では、患者や職員13人の陽性が新たに判明。市はクラスターが起きたと認定した。

 これまで患者3人の感染が分かっていた県立がんセンター(同市旭区)でも、新たに5人の陽性が判明。感染者数は計8人となり、クラスターと認定された。

 他の市内のクラスター関連では、横浜刑務所(同市港南区)で収容者33人の陽性が判明し、感染者数は87人となった。済生会横浜市南部病院(同区)で職員と患者3人、長津田厚生総合病院(同市緑区)で職員1人の感染が分かり、感染者数はそれぞれ29人、8人となったほか、市内の高齢者施設5施設で新規感染者1~4人が確認された。

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