【日本陸連アスレティックス・アワード】優秀選手・田中希実 五輪開催に不安も「今は練習に集中」

優秀選手に輝いた田中希実

陸上女子5000メートルで東京五輪に内定している田中希実(21=豊田自動織機TC)が、「日本陸連アスレティックス・アワード2020」の優秀選手に輝いた。

昨年12月の日本選手権で15分5秒65の記録で優勝して五輪に内定するなどの活躍を評価された。田中は「2020年度は本来の五輪イヤーだったこともあり、当初から競技への取り組み方を見直すつもりだったが、(新型コロナウイルスの影響で)春先からの度重なる大会の中止によって、必然的に取り組み方を見直していかざるを得なかった。そうした苦しい時期を乗り越えたことで、1戦1戦をより大切にすることができた」と振り返った。

コロナ禍で五輪開催が危ぶまれる状況だが「(五輪開催が)なくなってしまってもおかしくはない。とにかく今は練習に集中していくしかない」。今後は1500メートルでの五輪出場権獲得も目指してトレーニングを積んでいく。

© 株式会社東京スポーツ新聞社