ヒノエ&敦盛も熱唱!ソロ曲をフルバージョンで披露した「ネオロマンス HYPER MIXライヴ ~遙かなる時空の中で3~」1月16日・昼の部をレポート

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コーエーテクモゲームスは、2021年1月16日・17日に有料配信イベント「ネオロマンス HYPER MIXライヴ ~遙かなる時空の中で3~」を開催した。ここでは16日・昼の部についてレポートする。

本イベントは、女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「遙かなる時空の中で3」を題材にしたライヴイベント。2020年3月に「KT Zepp Yokohama」のこけら落とし公演として予定されていた「KT Zepp Yokohama スターティング・アップ! ネオロマンス HYPER MIXライヴ ~遙かなる時空の中で3~」が新型コロナウイルスの影響で全公演開催見送りとなったことを受け、約10カ月後に実施された振替公演だ。

今回のライヴはキャスト×3Dキャラクターによる時空を越えた共演をはじめ、4公演で出演キャラクターすべてのソロ曲とデュエット3曲、全30曲をフルバージョンで網羅。さらに全キャストが全公演に出演しており、見送りとなった公演よりもさらにパワーアップした内容となっている。

残念ながら開催直前に全公演会場での観覧が中止となり、無観客での公演となってしまったが、すべての公演は1月24日(日)23:59まで「Streaming+」でアーカイヴ配信している(購入は1月23日(土)23:59まで)。それぞれの公演で異なる演出も楽しめるし、期限内であれば何度でも見返すことができるので、ぜひネオロマンス初の試みをその目に焼き付けてほしい。

■出演者

<キャスト>
関 智一さん(源九郎義経役)
高橋直純さん(ヒノエ役)
井上和彦さん(梶原景時役)
保志総一朗さん(平 敦盛役)

<キャラクター>
ヒノエ
平 敦盛

<司会>
久遠 一

■ヒノエ&高橋さんが「月を抱く天秤」をデュエット

まずはステージに井上さんと高橋さんが登場し、デュエット曲「煌めきの月」で会場の空気を震わせる。ジャンプやターンも交えたダンサブルな振り付けをばっちり決めると、誰もいないはずの会場から万雷の拍手や歓声が聞こえてくるようだった。

続けて関さんが堂々と「瑠璃稲妻の決意」を響かせ、曲の合間には茶目っ気たっぷりにファンへ挨拶。そのまま保志さんも合流し、マイペースなトークから一変して力強く「霧雨の繭の中で」を熱唱する。ゆったり身を委ねたあとに披露されたのは跳ねるようなリズムを刻む「いつか消えるその日まで」で、胸が締め付けられるような歌詞と共に画面の前のファンに届けた。

雪が降りそうなほど冷えた平泉で、伽羅御所へ向かおうとする景時。九郎や神子たちを想う、悲痛な胸の内を語るワンシーンから井上さんが歌い上げたのは「心よ最果ての氷原に」。美しい歌声に、過酷な運命と共に歩む景時の苦悩が重なる。

トークパートでは高橋さんも加わりつつ、井上さんが2020年3月に予定されていた公演はリハーサルを終えたところで中止が決まり、とても残念だったと話す。その一方で「煌めきの月」の振り付けが徐々に長くなり、今回はついにフルバージョンとなってしまったため内心ホッとした部分もあったと笑いを誘う。2人とも1曲目という緊張もあったが、過去のイベントを思い出し、ファンの歓声を心で感じながら歌ったそうだ。

改めて高橋さんは画面の前にいるファンに対し、一番の特等席にいる“あなた”へ届けると宣言。「電光石火の恋」では誘うようなセクシーなダンスに、投げキッスやウィンクも降り注ぐ。色っぽさの中に切なさを内包した「月を抱く天秤」を高橋さんが歌う中、3Dキャラクターのヒノエが登場。ヒノエ&高橋さんという次元を越えたデュエットが実現し、画面越しでも絶叫のような悲鳴が聞こえた気がした瞬間だった。

■もしものユニットデビューに本気の妄想トーク!

トークコーナーでは「新説『遙か3』?!キャラクターの新しい設定を考えよう」と題し、キャスト自身が演じるキャラクターについて「もし○○だったら……」というシチュエーションから新たな設定についてトークを繰り広げる。

ファンのTwitter投票で決定したテーマは「八葉の天地ペアでユニットデビューすることに。ユニット名とデビュー曲のタイトルは?」。「遙かなる時空の中で2」で誕生したユニット「うしろ向きじれっ隊」のように、こうしたトークがきっかけで大きな動きが始まるかもしれない……と、キャスト陣も気合が入る。

天の玄武・敦盛のペアは地の玄武・リズヴァーンで、石田 彰さんが演じている。石田さんをよく知る保志さんが導き出したユニット名は「歌う方と語る方」で、曲のタイトルは「歌と語り」。高橋さんたちも世の中であまり見ないタイプで、斬新だと感想を言い合う。

関さんは天地の青龍にちなみ、ユニット名は「ブルードラゴン」、曲のタイトルは「いつも君はいない」を考案し、理由は天の青龍・有川将臣を演じる三木眞一郎さんの登場がレアだからとコメント。天の朱雀・ヒノエのペアは宮田幸季さん演じる地の朱雀・弁慶で、高橋さんは2人の馬が合わない雰囲気からユニット名を「背中合わせ」、神子に対してのイメージを合わせた曲名「可愛い、いけない人」を提案すると、周囲からも「いい!」と絶賛される。

井上さんは、中原 茂さん演じる天の白虎・有川 譲と景時の2人とも武器が銃と弓という点からユニット名「飛び道具」、曲名「君の心を撃ち抜いて」といった案を出す。さらにキャストたちから「クラウドファンディングを実施してみてはどうか」「この4人で曲を出してみてはどうか」など多彩な意見が飛び交い、高橋さんに振り付けを考えてもらおうと大いに盛り上がった。

ここで、リーディングDVD「遙かなる時空の中で4 ~橿原宮炎上~」が3月31日発売と発表に。キャスト2人が演じる映像とキャラクタースチルを組み合わせ、ゲーム開始から中つ国滅亡までを柊&ナーサティヤの視点で描く約60分の書き下ろし朗読劇となる。羽張彦のボイスを近藤 隆さんが担当することも決定し、豪華版も発売するとのこと。詳細については後日、公式サイトで発表となる。

■敦盛&保志さんは「枷鎖の散華は涙に」を一緒に

ライヴもいよいよ後半戦、月を見上げながら神子を想う九郎の語りから始まったのは「月の導き」だ。空に浮かぶ月を背景に、祈るような望みを歌声に込めたあとは、温かな恋心に溢れたバラード「蒼空を翔けし願い」でステージを包み込む。

関さんが歌の途中で盛り込んだ演出には、ステージへ招かれた高橋さんも大笑い。高橋さんはヒノエの登場について、モーションアクターを担当したことならではの視点で振り返る。爽やかなラブソング「くちびる 切れるような くちづけしよう」では、画面越しでもすぐ近くに存在を感じられるほどカメラへアピール。さらに、しっとりとした曲調からも強気な姿勢が見え隠れする「月盗人の愛執き罪」で自身の出番を締めくくる。

花びらの舞い散る映像と共に現れた保志さんが歌った「花篝のささやかな恋よ」では、一足早く訪れた春のような温もりに癒される。すべてを振り切るような「枷鎖の散華は涙に」では3Dキャラクターの敦盛が登場し、歌声が静かに重なっていく様が胸を打つ。長い時間を寄り添ってきた2人がゆっくりとステージを行き交う、幻想的なひと時を体感することができた。

井上さんが保志さんのパフォーマンスを絶賛しながら現れ、保志さんもファンの盛り上がりを想像しながら歌ったとトーク。井上さんが甘い言葉も囁きつつファンの心を撃ち抜いたのは「裏切り者の悲愴な叫び」で、最後は幸せに満ち溢れた「約束の場所は春の月園」を歌い上げた。エンディングの挨拶を経て披露された曲は、井上さん関さんが歌うデュエット「満月は夜空の真珠」。2人はカメラに向かって何度も手を振り、画面越しのファンとの交流を楽しんでいた。

さらに、3月20日には「ネオロマンス ONLINE フェスタ ~遙か二十年アンコール祭~」、4月4日にはシリーズ20周年を記念して初代の“鬼”をフィーチャーした「ネオロマンス・フェスタ 遙か二十年《鬼》祭」の開催も決定。こちらも続報を待っていよう。

撮影/大山雅夫