直木賞逃したNEWS加藤シゲアキが「本屋大賞」にこだわるワケ

ジャニーズ事務所

NEWS加藤シゲアキ(33)の小説「オルタネート」が「2021年本屋大賞」にノミネートされた。同じく候補入りした第164回直木賞は惜しくも逃したが、今度こそ快挙なるか。

「本屋大賞」は全国の書店員が売りたい本を投票で決める賞で、これまでにも数々のヒット作を世に送り出してきた。

初めてノミネートされた加藤は「直木賞に続いて本屋大賞にノミネートされたこと、心から光栄に思います」とコメントを寄せた。

多忙なアイドル活動と並行して作家活動を続け、2012年に「ピンクとグレー」で小説家としてデビュー。加藤は「ここまで作家活動を続けてこられたのは、書店員の方の応援のおかげでもあると常々思っております。その原動力もデビュー作で書店回りをした際に、とある書店員の方から言われた『書き続けてください』という言葉であります」と告白した。

それゆえ「書店員の方々に選んでいただいたことが何よりもうれしく、また新たなモチベーションが生まれたと感じております」と喜びを爆発させた。

「オルタネート」は自身6作目となる小説。

芸能関係者は「小説を1冊書くというのは、膨大な取材をする必要もあるんですが、忙しい合間を縫って、加藤は取材時間を作っているそうです。地道な作業を積み重ねてきた結果が、ノミネートにつながっているのでしょう」と分析する。

デビュー作「ピンクとグレー」は映画化され、ヒット。ジャニーズも加藤に大きな期待をかけているという。

「小説家デビュー前、ジャニーズの公式サイトで『吾輩はシゲである』という猫の目線になったブログを書いていましたが、そのころから、文章のうまさは際立っていた。読んでいて、その場面の絵が思い浮かびやすい文章。デビュー作が映画化となったのも、そういう点がある」(前同)

4月上旬発表の大賞を受賞すれば、小説家として一番うれしい出来事になるかもしれない。

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