“キャサリン・ガン事件”を映画化 「オフィシャル・シークレット」が1月30日に上映

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 イラク戦争の是非をめぐり、イギリス政府を揺るがした“キャサリン・ガン事件”。この事件を映画化した「オフィシャル・シークレット」(2018年、イギリス)が、1月30日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で県内初上映される。時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。

 2003年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)に勤務していたキャサリンは、米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)から一通のメールを受け取る。そこには、イラクを攻撃するための違法な工作活動を促す内容が書かれていた。そのメールに彼女は強い憤りを感じ、マスコミにリークする。しかし、戦争を止めるための告発もむなしく、イラク戦争は始まり、キャサリンは公務秘密法違反で起訴される。

 キャサリン・ガン役は、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003年、アメリカ)でヒロインのエリザベス・スワンを演じたキーラ・ナイトレイ、監督は「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(2015年、イギリス)などのギャヴィン・フッドが務めた。劇中では開戦当時のブッシュ大統領やブレア首相のニュース映像も使用されている。

 前売り券(電話予約可)は一般1500円。同館、山口市民会館、YCAMなどで購入できる。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。申し込み・問い合わせは、主催の西京シネクラブ(大久保雅子代表、TEL083-928-2688)へ。

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