【競歩】2月の日本選手権は世界記録の対象外 コロナ禍で国際審判員入国できず

リオ五輪・男子50キロ競歩で銅メダルの荒井広宙

日本陸連は22日、東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩(来月21日、神戸)の記録が、国際大会の参加資格記録や世界ランキング、世界記録の対象外となることを発表した。

新型コロナ禍による入国制限や入国後の行動制限などにより、国際競歩審判員(IRWJ)が3人以上揃わないことが理由。IRWJは国内に2人いるが、世界陸連が記録を定める要件の一つ「国際競歩審判員3人以上」に達していないため、日本記録や国内大会の参加資格記録は有効でも、世界記録等の対象にはならない。

また、東京五輪代表選考会の位置づけは変わらないが、記録の取り扱いの変更によって参加資格に影響が出ることから、選考基準の一部を改訂する予定だという。

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