女性6人に体液かけた神奈川県警巡査を停職処分 本人は依願退職「最初は性欲、次第にスリル」

神奈川県警本部

 神奈川県警は22日、駅構内で女性に体液をかける行為を繰り返したとして、器物損壊や暴行の疑いで逮捕、書類送検された第1機動隊の男性巡査(27)を停職6カ月の懲戒処分とした。巡査は同日、依願退職した。

 県警監察官室によると、巡査は昨年2月2日~10月6日、JR横浜、川崎、大井町などの各駅構内で、いずれも20代の女性6人のバッグや体に、プラスチック容器に入れた体液をかけた疑いが持たれている。

 巡査は容疑を認め、「女性に体液をかける動画をインターネットで見つけ、興味を持った。30回ほどやった」と供述。動機について「最初は性欲だったが、次第にスリルを味わいたい気持ちが勝った」と話しているという。

 巡査は昨年10月に器物損壊容疑で警視庁に逮捕された。その後の警視庁と県警の捜査で今月22日までに計5回、器物損壊や暴行容疑で東京地検、横浜地検に書類送検された。

 同室の重江光一室長は「被害者をはじめ県民に深くおわびする。職員の非違事案防止と綱紀粛正に努める」とコメントした。

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