【新型コロナ】神奈川・大和市、保健所への派遣増員 コロナ感染拡大受け「総力戦」

厚木保健福祉事務所大和センターで聞き取り調査などにあたる大和市の保健師や事務職員=大和市中央1丁目

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、大和市は今月に入り、地元の県保健所への職員派遣を増員している。保健師を含め計11人の職員を派遣。業務が増大する中、感染者に対する聞き取り調査などに尽力している。

 市によると、派遣先は厚木保健福祉事務所大和センター(同市中央1丁目)。派遣した市職員は昨年までは保健師2人だったが、感染者が急増している今年になって、12日に保健師2人、18日に事務職員4人、21日に事務職員2人と順次増員した。23日からは体制が手薄になる毎週土曜に保健師1人も新たに派遣する。

 応援の保健師は、県の要請に先立って市が派遣を申し出た。事務職員は保健所業務逼迫(ひっぱく)を見かねた市が独自に対応した。緊急事態宣言の再発令を受け、基礎自治体として国や県とともに「総力戦」で臨む判断をしたという。

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