”12歳・女子”設定のSNS 成人男性2458人から接触 児童性的搾取の実態に迫るドキュメンタリー公開

3名の成人女性が未成年の設定でSNSに登録した時に起こることを検証したドキュメンタリー映画「SNS-少女たちの10日間-」が、4月23日より劇場公開されるが決まった。

「SNS-少女たちの10日間-」の舞台となるのは、チェコの巨大な撮影スタジオに作られた3つの子供部屋。幼い顔立ちの18歳以上の3名の女優が、“12 歳・女子”の設定で、部屋からPCを使ってSNSで“友達募集”をする。すると、2,458人もの成人男性からコンタクトがあり、卑劣な誘いを仕掛けてきたことが明らかになる。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家の万全なバックアップやケアを用意しながら、10日間に渡って撮影は続く。撮影されているとは知らない成人男性たちの未成年に対する欲望の行動は、徐々にエスカレートしていく。

現代の子どもたちが直面する危険を映し出した本作は、SNSと常に接するジェネレーションZ世代やその親たちに恐怖とともに迎えられ、本国チェコではドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。さらに、児童への性的搾取の実態を捉えた映像として、チェコ警察から刑事手続きのための映像が要求されるなど、実際の犯罪の証拠として警察を動かしたという。

SNS-少女たちの10日間-
2021年4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
配給:ハーク
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