欧州選手権に〝1か国開催案〟の提言 「複数都市案はコロナが存在しなかった時に生まれた」

バイエルンのルンメニゲCEO(ロイター)

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(65)が新型コロナウイルス禍の影響で1年延期となった欧州選手権を1か国で開催するように求めていると、英メディア「90min」が報じた。

当大会は、もともとは欧州大陸の複数地域で行うことを目的としており、ロンドン、バクー、ミュンヘン、ローマ、サンクトペテルブルク、コペンハーゲン、ブダペスト、アムステルダム、ダブリン、ブカレスト、グラスゴー、ビルバオの12都市で試合を実施する予定となっている。

しかし、ルンメニゲCEOは「大会の運営者たちがこの時代に1つの国で試合を行うことが意味をなさないということを考えていることは知っています」と話しながらも「複数の都市で開催するというアイデアは、新型コロナウイルスが存在しなかった時に生まれたことを忘れてはならない」と指摘した。

その上で「今後数週間で、欧州サッカー連盟(UEFA)は大会をどこでどのように開催するかを決定する必要がある。もちろん簡単なことではないが、UEFAは細心の注意を払って正しい決定を下す必要がある」と訴えた。

新型コロナウイルスに振り回されている欧州選手権だが、果たしてどのような形で開催されるのだろうか。

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