【新型コロナ】22日の神奈川、5人死亡 627人感染 横浜の特養や病院でクラスター

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で22日、新たに5人の死亡と10歳未満~100歳代の男女627人の感染が確認された。うち306人の感染経路が不明という。

 亡くなった5人のうち、横浜市が発表した市外に住む50代男性は別の疾患で市内の病院に入院していて陽性が判明。直接の死因は基礎疾患の舌がんだが、コロナによる肺炎の関連もあるとみている。市内在住の80代男性は県内の病院に入院しており、新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 川崎市の60代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した市南部の病院に入院中で、20日に新型コロナウイルス感染症で死亡した。海老名市の60代男性はクラスターが発生している厚木市の愛光病院の入院患者だった。横須賀市が発表した70代男性は、亡くなった後に感染が判明した。

 利用者4人が感染していた横浜市内の特別養護老人ホームでは、新たに職員3人の陽性が判明。職員2人と患者2人が感染していた横浜鶴ケ峰病院(同市旭区)でも新たに患者2人の陽性が分かり、市はともにクラスターと認定した。

 また、クラスターが発生している海老名市のオアシス湘南病院では、新たに4人の感染が判明し、感染者数は計100人になった。

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 横浜刑務所(横浜市港南区)は、30~50代の男性受刑者9人と30代の男性刑務官1人の計10人が新たに感染したと明らかにした。同刑務所関係の陽性者は計104人になった。

 在日米海軍横須賀基地司令部は、同基地で19日以降新たに関係者33人の感染を確認したと発表した。同基地の同日現在の感染者数は166人。

 在日米海軍厚木基地は、基地関係者2人の感染を新たに確認したと発表した。

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