<レスリング>男子グレコローマン60kg級はセルゲイ・エメリン…1.18~21ロシア選手権(男子グレコローマン)

 

2人の前世界王者が争う60kg級、今大会はセルゲイ・エメリンが制した=ロシア協会ホームページより

 男子グレコローマンのロシア選手権が1月18~21日にロストフ・ナ・ドヌで行われ、60kg級は2019年世界選手権2位のセルゲイ・エメリンが優勝。昨年12月の個人戦ワールドカップ(W杯=セルビア)2位のステパン・マリャニャンは準決勝でアンバル・アラヒャロフに3-5で敗れ、3位に終わった。

 2人の前世界王者で争うと思われた同級の東京オリンピック代表だが、昨年のロシア・カップ55kg級優勝のエミン・セフェルシャエフもこの階級にエントリーして3位に入賞。準決勝でエメリンに敗れながらも2-2の善戦を展開し、両者の闘いに加わる可能性も出てきた。

 67kg級は、新型コロナウィルスに感染して12月の個人戦ワールドカップを棄権した2018年世界王者のアルテム・スルコフが、W杯優勝のナジール・アブデュラエフを破って優勝した。

 オリンピック3連覇を目指すロマン・ブラソフが出場を見送った77kg級は、2019年世界選手権72kg級優勝のアブヤジド・マンツィゴフが優勝し、2018年世界選手権優勝のアレクサンダー・チェキルキンが3位へ。いずれの階級も、オリンピック代表争いが熾烈になりそう。

 各階級の上位選手は下記の通り。ロシアの男子グレコローマンは60・67・97kg級の3階級でオリンピック出場枠を取ってる。


男子グレコローマン

 【55kg級】
[1]Vedernikov, Viktor=2019年U23欧州選手権3位
[2]Kabaloev, Vitali
[3]Tapaa, Yuri
[3]Toshev, Dovudzhon

 【60kg級】
[1]Emelin, Sergey=2019年世界選手権2位
[2]Allahyarov, Anvar
[3]Maryanyan, Stepan
[3]Sefershaev, Emin

 【63kg級】
[1]Tadykin, Aleksey
[2]Garipov, Marat(ブラジル国籍)
[3]Amaev, Abu Muslim
[3]Ivanov, Roman

 【67kg級】
[1]Surkov, Artem=2018年世界選手権優勝/2019年世界選手権2位
[2]Abdulaev, Nazir
[3]Kiyankin, Aleksey
[3]Akhmedov, Azamat

 【72kg級】
[1]Labazanov, Chingiz=2019年ロシア選手権3位
[2]Zaitseva, Stanislav
[3]Kurak, Ada
[3]Aliev, Isla

 【77kg級】
[1]Mantsigov, Abuyazid=2019年世界選手権72kg級優勝
[2]Magamadov, Ilias
[3]Isakov, Ruslan
[3]Chekhirkin, Aleksander

 【82kg級】
[1]Akiev, Adlan=2019年世界選手権7位
[2]Ozhaev, Shami
[3]Isaev, Khamid
[3]Abacharaev, Ramazan

 【87kg級】
[1]Alirzaev, Milad=2019年U23世界選手権
[2]Ozdoev, Bekhan
[3]Marganian, Vaag
[3]Komarov, Aleksander

 【97kg級】
[1]Sargsyan, Artur=2018年世界ジュニア選手権3位
[2]Golovin, Aleksande
[3]Melnikov, Nikita
[3]Seitov, Azamat

 【130kg級】
[1]Semenov, Sergey=2018年世界選手権優勝
[2]Shchur, Vitali
[3]Gedekhauri, Zurabi
[3]Labazanov, Nokhcho

© 公益財団法人日本レスリング協会