2度目のル・マン、WEC初参戦決定のカルデロン「世界最高のドライバーと戦えるチャンス」

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 2021年シーズンも引き続きThreeBond Drago CORSEから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するタチアナ・カルデロン。既報のとおり彼女は昨シーズンも所属したリシャール・ミル・レーシング・チームとともにスポーツカーレースの次のステップに進み、WEC世界耐久選手権に初参戦する。

 コロンビア出身のカルデロンは2020年、国内最高フォーミュラシリーズであるスーパーフォーミュラに初参戦した。それと同時に欧州を転戦するスポーツカーシリーズ、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに、ベイスク・フィッセール、ソフィア・フローシュと女性ドライバートリオを組んで挑戦。世界三大レースのひとつであるル・マン24時間レースにも同布陣で臨み、LMP2クラス7位入賞を果たしている。

 そんなカルデロンは今季もスーパーフォーミュラに参戦するが、並行してスポーツカーレースへのコミットも継続。ELMSからWECにステップアップを果たすチームと、チームメイトたちとともに世界選手権の舞台でふたたびオレカ07・ギブソンをドライブする。

 全6ラウンドで争われる2021年シーズンのWECで、カルデロンらチームメンバーがシェアするマシンは昨年と同じオレカ07だ。しかし今季のWECをはじめとするル・マンシリーズでは、LMP1クラスに代わる新しい最高峰カテゴリーとして誕生したハイパーカークラスに対応するため、LMP2カーの最高出力が40馬力(30kW)削減され560馬力に制限されるなどいくつかの規定変更が行われている。

 また、グッドイヤーによるレーシングタイヤの単独供給開始もリシャール・ミル・レーシング・チームが直面する課題となる。チームは昨シーズン、ミシュランタイヤでシリーズを戦っており、カルデロンやチームメイトたちは新しいタイヤの特性を理解しマシンとのマッチングを探る必要があるのだ。

「リシャール・ミル・レーシング・チームに残れることにとても感謝している」と語ったカルデロン。

「世界耐久選手権のLMP2カテゴリーで世界のトップドライバーたちと戦えることは、私のキャリアのステップアップになるでしょう」

「昨年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズでの経験はとても有益だったけど、今年はまた新しいチャレンジになる。なぜならクルマのパワーが低下し、ミシュランからグッドイヤーにタイヤメーカーが変わるからね」

「そうした意味ではすべてが新しく、これまでは違う発見をしなければならないでしょう」

「また、世界選手権であるためヨーロッパ以外への外出が多くなり、世界情勢の変化にも対応していかなければならない」

「しかし、願わくば私たちは改善を続け、昨年に引き続き良い仕事ができることを楽しみにしているの。そして、いくつかの強力な結果に挑戦したいと思っているわ」

オレカ07・ギブソンのコクピットに収まるタチアナ・カルデロン
ル・マン24時間レースに参戦しクラス7位となったタチアナ・カルデロン/ベイスク・フィッセール/ソフィア・フローシュ組