BTS大迷惑の巨額架空版権詐欺 過去にも大物歌手らが被害 高すぎる〝有名税〟…

知名度を利用されてしまったBTS(ロイター)

全米チャート1位の常連となり、世界に韓流旋風を巻き起こしている韓国7人組ヒップホップグループ「BTS」が、“詐欺トラブル”に巻き込まれた! 2月下旬に予約限定で発売される写真集「Dicon vol.10『BTS goes on!』」をめぐり、韓国の詐欺業者と写真集の架空の版権契約を結んでしまった日本の芸能関係者が2000万円もの損害を受けたのだ。詐欺師は日本に韓流ブームを巻き起こした有名俳優の関係者で、豊富な人脈を誇っている。名前を利用されたBTSは大迷惑を被るハメになっている。

実は過去にも海外有名アーティストの名前をかたった詐欺は、数多く存在した。エンタメ界を舞台にした詐欺では、わりとメジャーなものと言ってもいいだろう。米国だけではなく日本でも大ブームを巻き起こし、今も第一線で大活躍している歌姫Aも詐欺に名前を使われた一人だ。

「日本で大人気だった数年前、Aのアジアでのライブ開催権を持っているなどという人物がイベント会社、芸能プロダクションに話を持ち掛け、契約金をだまし取ろうとした。Aのレコード会社に問い合わせたところすぐにウソだと判明し、被害に遭わなかった。ただ、その詐欺師はめげずにいろいろ回っていた」(イベント会社関係者)

また米国の大物男性R&BシンガーBも詐欺話に利用された。

「Bがお忍びで来日するので、相応のカネを払えばシークレットゲストとしてクラブのイベントに呼べるという話だった。うっかりそれに乗ってしまい、Bの名前を使って集客してしまった会社があったのだが、もちろんBがクラブに姿を見せることはなかった。完全な詐欺だったのです」(レコード会社関係者)

詐欺話に名前が出てくるのは、基本的に世界的な大物ばかり。今回、BTSの名前が使われたのも、それだけ人気、知名度ともワールドクラスになったという証拠だ。

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