壱岐の麦焼酎「1.5」 長崎デザインアワード大賞に

麦焼酎「1.5 ONE FIVE 30°」(県提供)

 長崎県内で企画・開発された商品の中から優れたデザインを選定する「長崎デザインアワード2020」の受賞商品が決定し、壱岐の蔵酒造(壱岐市)の麦焼酎「1.5 ONE FIVE 30°」が大賞に選ばれた。
 同アワードは11年度から毎年開き10回目。県が商品やそのパッケージを募り、本年度は76の企業・団体・個人から計223点が集まった。6人の選定委員が地域資源や伝統技術の活用、使いやすさや安全性、売り上げ増の可能性など6項目で審査。大賞を含め37点が受賞した。
 大賞の壱岐の蔵酒造の麦焼酎「1.5」は五島列島酒造(五島市)とのコラボ商品。瓶の青いグラデーションと、瓶が入っている箱を上にスライドして開けると、側面の穴からツバキのイラストが5段階で開花するように見える仕掛けが評価された。
 県の担当者は「デザイン次第で商品を手に取ってもらえ、売り上げを伸ばすきっかけになる。商品やパッケージのデザインに力を入れる企業が増えてほしい」と話した。

 受賞商品のうち金賞5点の商品名と受賞者名は次の通り。(敬称略)
 ▽コラージュ(阪本やすき)▽長崎和ちょこシリーズ(江添典幸)▽燻製キビナゴのアヒージョ・燻製イイダコのアヒージョ・燻製芝エビのアヒージョ(将大)▽Fish Cook Bookシリーズ(春田栄子)▽ビワの葉ごころ オマモリジェルクリーム(SSC)

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