【陸上】東京五輪目指す桐生が新年の誓い「日本記録を奪還したい」

桐生

陸上界を盛り上げるために――。男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(25=日本生命)が熱い思いを語った。

本来であれば昨夏に東京五輪が開催されていたはずだったが、新型コロナウイルス禍の影響で今夏に延期となった。さらに、満足に練習ができない状況が続くなど、多くの困難に見舞われた。

それでも、23日にオンライン上で行われた「ASICS TEAM RED 応援書き初め大会」では「2020年はいろんなことがあったが、しっかりトレーニングをやって心と体が強くなったと思う」と前向きな言葉を口にした。

イベント内では、自身の書き初めを紹介。「動」と記し「今は日本中が本当に大変なときだと思うので、自分の走りや陸上競技で人々の心を動かせたら。21年が終わると(東京五輪に関する)インタビューとかがなくなってくると思う。選手も臨機応変にやっていかないといけないので、より一層行動したい」と決意を述べた。

個人種目でのメダル獲得を目標としている東京五輪までは23日でちょうど半年。「21年は自己ベストを出して日本記録を奪還したい」と意気込むスプリンターの目に迷いはなさそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社