大相撲初場所14日目(23日、東京・両国国技館)、幕内霧馬山(24=陸奥)は幕内翠富士(24=伊勢ヶ浜)を破って勝ち越しを決めた。
3分半を超える持久戦だった。一時は土俵際まで追い込まれながらも押し返すと、土俵中央で攻防が続く。途中でまわしを締め直す「まわし待った」を挟み、相手のスタミナが切れかかったところで押し出した。
取組後は「我慢して取った。勝ってよかった。すごい長い相撲できつかった」と安堵の表情を浮かべた。
2場所ぶりに勝ち越し、千秋楽に向けて「自分の相撲が取れれば」と気を引き締めた。