ベース車は一体なに!? 日本自動車大学校(NATS)が手がけたびっくりカー3選

かつて東京オートサロンといえば、考えもつかないような突飛なカスタムカーだらけであった。昨今は自動車メーカーの新型車などをお披露目する第二のモーターショー的な意味合いも持っている。そこで、これぞ東京オートサロンと言いたくなるほどド派手なカスタムカーを今なお展示し続ける日本自動車大学校(通称NATS:NIHON AUTOMOBILE COLLEGE)のびっくりカーをご紹介!

日本自動車大学校(NATS)ブース GT-Rのオープンモデル(Z33ロードスターベース) 東京オートサロン2020

フェアレディZがGT-Rに!? 再現度がとにかくスゴい

日本を代表するスーパーカー、日産 GT-Rかと思いきや、このクルマのベースになっているのは同じ日産車でも、Z33型フェアレディZだという。GT-Rのアイコンでもある丸いテールランプやマフラーなど細かい部分まで、ホンモノと見間違うほどの完成度なのだ。

エンジンはベース車のVQ35型 V6 3.5リッターエンジンのままながら、パドルシフトを装着し、走りのよさもアピールしているのはさすが。

このド派手なカラーリングは、大人気映画のワイルド・スピードに登場したR34型スカイラインGT-Rをモチーフにしているという。

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オープンスープラ早くも日本上陸!?

ヘッドライトやバンパーに至るまでGRスープラそのもの

こちらは新型GRスープラのオープン仕様の「トヨタ A90スープラ」だ。SEMAショー2020に出品されて話題を呼んだモデルだが、実はこのクルマの正体はレクサス SC左ハンドル仕様なのだ。

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テールランプもやマフラーなどのディテールの再現度も凄まじい

ボディは、TRA京都PANDEMキットをベースにワイドボディ化し、映画「ワイルドスピード」に登場した80スープラをオマージュしたボディカラーであるオレンジ色に塗られている。ちなみに、エンジンはしっかりと80スープラに搭載されている3リッター直列6気筒ツインターボの「2JZ-GTE」に載せ替えられてるというかなり本気の一台だ。

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サラリーマンの味方がアメリカンワゴンに大変身

古き良きアメリカって感じの見た目に仕上がっているNATS Coastlineは、サラリーマンの味方、トヨタの商用ライトバン、プロボックスをベースにした一台だ。

内装などじっくり見ればその正体はわかるが、パッと見ではベースモデルが全くわからないほどの出来栄えだ。

ポイントはかつてセドリックバンなどで流行したウッドパネルを使用するなど、随所にアメリカンな雰囲気を漂わせている。

限られた予算内で完成させなければならないため、フロントバンパーはVW「タイプ1(ビートル)」、グリルはダッヂ・ラムのバーチカルクロームグリルを流用しているという。

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元のクルマが一体なんだったのかすらわからない、見事なカスタマイズを見せてくれる日本自動車大学校。どれも絶大なインパクトだったが、みなさんはどれがお気に入りだろうか?

実はこの日本自動車大学校のカスタムモデルは全て公道で走行できるように、厳しい基準を儲けており、見た目だけじゃなく自動車整備士としての心意気がうかがえる作品たちなのだ。

2022年の東京オートサロンには一体どんなクルマたちが登場するのか、今から楽しみだ。

【筆者:MOTA編集部】

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