前園真聖氏が分析 ヘタフェでの信頼厚い久保建英が「次に」求められるもの 

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エルチェ戦ではゴールに絡む働き(ロイター)

【前園真聖 Zoom up】スペイン1部ヘタフェに期限付き移籍したMF久保建英(19)が、新天地で初先発を果たしました。11日のエルチェ戦で途中出場ながらゴールに絡む働きを見せて、20日にはFW岡崎慎司(34)の所属するウエスカとの対戦で先発。この起用は、ホセ・ボルダラス監督(56)からの信頼がうかがえます。

1―0で勝利したこの試合ではリスタートの部分を任され、積極的にゴールを狙ったFKも見られました。入団してすぐにここまで任されるのは、周囲から大きな信頼を寄せられていると感じます。今後はPKも蹴らせてもらえるようになれば、本人にとっても大きいと思います。

その一方で、もうちょっとボールに触れる機会を多くしてほしいと感じました。より多くボールに触れることでドリブルを仕掛けたり、周りを生かしたりしながら積極的にアクセントをつけて、攻撃でインパクトを残してほしいですね。

強豪であるビリャレアルから下位にいるヘタフェへの移籍なので、昨季在籍したマジョルカと同じくらいのプレーはできるはずです。シーズン半ばの移籍なので期間は違いますが、マジョルカで記録した4ゴールという数字も超えてもらいたいですね。もっともっと得点を取ってほしいです。

そして、マジョルカではチームが降格しましたが、ヘタフェでは残留争いを勝ち抜いてチームとしての結果も残してほしいです。将来どうなるかは分かりませんが、そうした実績を積み重ねることが評価につながると思います。

ヘタフェには同じバルセロナの下部組織出身のMFカルレス・アレニャ(23)やMFマルク・ククレリャ(22)がいます。ボールが出てくるイメージが共有しやすいでしょうし、重要な存在になるのではないでしょうか。守備面などの課題はありますが、とにかく攻撃で良さを出すことを意識して頑張ってもらいたいです。 (元日本代表MF)