多言語で『ようこそ』 20カ国語分が集まる 長崎市歴史民俗資料館

多言語のあいさつ文で来場者を出迎えている掲示板=長崎市歴史民俗資料館

 多言語でお出迎え-。長崎市平野町の市歴史民俗資料館入り口に、英語やスペイン語、イタリア語、韓国語など多言語で「ようこそ」と書かれたメッセージが掲示されている。
 同館は長崎原爆資料館に隣接し、海外からの観光客もよく訪れる。国際交流とおもてなしのため、学芸員の永松実さん(70)が約10年前に企画。来場者に「あなたの国から次に来る人のために」と声を掛けてこつこつと取り組み、20カ国語分が集まった。
 新型コロナウイルスの影響で外国人の来場者は激減中だが「掲示を見て、ほっこりしてもらえたら」と永松さん。多言語の交流が再開する日を待ちわびている。

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