レッズがアストロズとのトレードで救援左腕・ペレスを獲得

レッズは日本時間1月24日、アストロズとのトレードで救援左腕のシオネル・ペレスを獲得したことを発表した。アストロズにはマイナー捕手のルーク・ベリーヒルが移籍する。アストロズは2年3200万ドルでの再契約合意が報じられているマイケル・ブラントリーとの正式契約に向けてロースター枠を空ける必要があり、今回のトレードはロースター整理のための動きであるとみられる。レッズは2日連続でのトレード補強となった。

レッズは日本時間1月23日にブルージェイズとのトレードで右腕ヘクター・ペレスを獲得。これはブルージェイズがジョージ・スプリンガーとの正式契約に備え、ロースター枠を空けるための動きだった。ロースター枠に余裕があったレッズは、2日連続で他球団のロースターから溢れた選手を獲得し、投手層に厚みを加えたことになる。なお、レッズが獲得した両ペレスのあいだに親戚関係はない。

キューバ出身のシオネル・ペレスは2016年にアストロズと契約。このときの契約金515万ドルは、インターナショナル選手の契約金としては当時球団史上最高額だった。ところが、身体検査で問題が発覚し、契約は白紙に。その後、契約金200万ドルで改めてアストロズと契約を結んだが、期待されたほどの活躍を見せられないまま現在に至る。

2018年にメジャーデビューし、昨季までの3シーズンで合計20試合(すべてリリーフ)に登板して1勝1敗、2ホールド、防御率5.74を記録。一方、マイナーでは2017~19年の3年間で58試合(うち40先発)に登板して16勝6敗3セーブ、2ホールド、防御率3.65とまずまずの成績を残している。

昨季は7試合に登板してメジャー初ホールドを含む2ホールド、防御率2.84をマークしたが、与四球率8.53、WHIP2.05という数字が示すように、防御率2点台という好成績はツキに恵まれた部分が大きかった。新天地レッズでメジャー定着を果たすためには、制球力アップが必要不可欠だろう。

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