パイレーツの先発右腕・タイオンがトレード濃厚 ヤンキースが最有力

©MLB Advanced Media, LP.

今オフのパイレーツはジョー・マスグローブ(パドレスへ移籍)、ジョシュ・ベル(ナショナルズへ移籍)という投打の主力をトレードで放出しているが、本格的なチーム再建に突入するなかで、主力選手のさらなる放出に踏み切る可能性があるようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、関係者の話として「先発右腕のジェイムソン・タイオンが次のトレード候補であること」「今後1~2日のうちにトレード成立の可能性があること」を伝えている。

現在29歳のタイオンは、自身2度目のトミー・ジョン手術により昨季を全休。しかし、2018年には32試合に先発して191イニングを投げ、14勝10敗、防御率3.20、179奪三振という好成績をマークしていた。トミー・ジョン手術から復帰する今季は先発ローテーションの軸となることが予想されていたが、パイレーツはエース候補の右腕の放出に動いているようだ。

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、タイオンの獲得に動いているチームのなかにはヤンキースも含まれているという。DJ・レメイヒューとの再契約、コリー・クルーバーの獲得によって年俸総額がぜいたく税の対象ラインに迫っているヤンキースだが、依然として先発投手の補強が必要な状況。タイオンは保有期間が2年残っていることに加え、今季の年俸は225万ドルと格安のため、ヤンキースの残り予算でも獲得が可能だ。

フェインサンドは「交渉は何も成立していないが、ヤンキースがフロントランナーになっているようだ」と伝えており、ヤンキースはタイオン獲得に向けて本格的なトレード交渉を行っているとみられる。もしヤンキースがタイオンの獲得に成功すれば、戦力的にも予算的にも田中将大の居場所は完全になくなる。レメイヒューと再契約し、クルーバーを獲得した時点で、田中はすでにヤンキースの戦力構想から完全に外れていたのかもしれない。

タイオンがトレードで放出されるのは確実とみられており、トレード交渉の行方に注目だ。