ダルビッシュが巨人・菅野の残留を支持「決断を尊重すべき」

菅野

米メジャーリーグのダルビッシュ有投手(34)が24日、ツイッターで巨人残留の菅野智之投手(31)の決断に理解を示した。

菅野はポスティングシステムによるメジャー移籍を目指したが、最終的に折り合いがつかず巨人残留を決めた。しかし、巨人側からも複数年のオファーがあったとの報道もあり、メジャーと巨人の両天びんにかけていたかのような見方をされていたが、菅野は「根も葉もない情報」と反発していた。

また、元メジャーリーガーの上原浩治氏(45)が自身のコラムで「ポスティング=オファーがくれば、どんな状況でも、条件でも移籍をする。その覚悟は必要だ」と批判していたことも菅野を刺激したのか「判断するのは僕であって、僕の人生なので」と、帰国後の会見で、不満をあらわにしていた。

最終的に巨人残留を決めた経緯に批判的な声が高まっているが、ダルビッシュは「色々いう人は確かにいますが菅野投手の『判断するのは僕であって、僕の人生なので』という言葉が全て。いつも言いますが『自分が同じ立場になった時にあなたの考える通りの判断をあなたがすればいいだけ』の話です」と菅野の判断を支持した。

その上で「『貴方がポスティングを選択したらメジャー一本で考えればいいだけ』です。菅野投手の人生を歩んだ人はいないし、歩んでいく人もいません。菅野投手が歩んでいくので決断は尊重すべきだと思います」と菅野を擁護した。

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