演歌の市川由紀乃、福田こうへいが夢の競演

市川(右)と福田

演歌歌手・市川由紀乃(45)と福田こうへい(44)が24日、初の合同ユーチューブライブ「市川由紀乃&福田こうへい 夢の競演 スペシャル生配信ライブ」を開催した。

2人とも昨年は新型コロナウイルスの影響により、コンサートのほとんどが中止・延期となった。「こんな時だからこそ、応援してくださる方に歌で元気をお届けしたい」との思いで実現したのが、コラボアルバム「演歌夢の競演」。そのリリースを記念して、配信ライブが実現した。

一昨年の日本レコード大賞最優秀歌唱賞を市川、昨年の同賞を福田が受賞している。人気、実力ともトップクラスの2人は「生配信ライブへようこそ!」と笑顔で挨拶。前半の歌唱コーナーでは福田が「南部蝉しぐれ」、市川が「雪恋華」などそれぞれ代表曲を披露した。

今回の見どころの一つが「カラオケ十八番コーナー」だ。福田が選んだのは井上陽水の「少年時代」。市川はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌で高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」。お互いメディアで歌唱するのは初めてだという。敢えて演歌を封印して挑んだが、さすがの〝最優秀歌唱賞コンビ〟だけあって圧倒的な歌唱力で、画面越しのファンから大きな拍手を受けた。

そのほかアルバム「演歌夢の競演」に収録されている楽曲「麦畑」について、レコーディングやPVの撮影秘話などを振り返っただけではなく、コスプレ姿が話題のプロモーションビデオをみんなで視聴。振り切った2人の姿に画面には賞賛の声があふれた。

今回の配信ライブはのべ2万人が視聴しており、市川は「ご覧になって下さった皆様に、たくさんの笑顔と元気をお届けできたかなと思います」。福田は「自分たちが楽しみながら、皆様が元気になっていただけたなら幸せです。後ろは向かず前だけ見ましょう!(福田)」とあいさつした。

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