【新型コロナ】神奈川県内で1人死亡、新規感染554人 クラスター認定施設で拡大

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で24日、女性1人の死亡と、10歳未満から90代までの男女計554人の感染が新たに確認された。クラスター(感染者集団)と認定された施設での感染拡大が目立つ一方、256人の感染経路が不明だった。

 県によると、死亡したのは、平塚市の80代女性。昨年12月30日に陽性と分かり入院していたが、既往症が悪化したという。

 横浜、相模原市内では、新たなクラスターが相次いだ。職員らの感染が明らかになっていた横浜市の介護老人保健施設では、利用者ら9人の陽性が判明。利用者4人の感染が分かっていた有料老人ホームでも、さらに3人の感染が確認された。入所者ら3人の感染が確認されていた相模原南区の高齢者グループホームでは、新たに職員と入所者計3人が陽性となった。

 既にクラスターとなっていた施設での感染も拡大。川崎市幸区の有料老人ホームと同市多摩区の有料老人ホームで新たに陽性者が確認され、感染者はそれぞれ計33人となった。横須賀市立うわまち病院では、20代の入院患者ら2人の感染が分かり、クラスターによる陽性者は計39人となった。

 新たに4人の感染が分かった藤沢市内の高齢者施設の感染者は計30人に。同市立学校では30代男性教員の陽性が判明し、市は25日の臨時休校を決めた。

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