大相撲初場所千秋楽(24日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(26=高砂)は大関正代(29=時津風)を押し出して11勝目(4敗)。15日間を終え、取組後は「勝っても負けても来場所につなげる気持ちでいきました」と振り返った。
今場所は自身初のカド番だったが「意識せず、自分の相撲を取りきることだけを考えた。それが今場所成績につながった」という。一方で6日目までに3敗を喫し、V争いのトップに立つことはできず。初優勝を飾った幕内大栄翔(27=追手風)については「自分の押し相撲を貫いていた。当たって腕が伸びて足も出ていた」と語った。
平幕から優勝力士が出たことに「悔しい」と漏らした大関。春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて「しっかり稽古して頑張りたい」と気合いを入れていた。