【大相撲】初優勝の大栄翔が一夜明け会見 400件の祝福メッセージに「すごいことなんだと実感」

一夜明け会見でぶ厚い手のひらを見せた大栄翔

大相撲初場所で初優勝を果たした幕内大栄翔(27=追手風)が25日、埼玉・草加市の部屋でリモートによる会見を行った。埼玉県勢、部屋所属力士としても初の快挙を達成してから一夜が明け「実感も湧いて、改めて優勝したことをうれしく思いました」と笑顔を見せた。

平幕として臨んだ今場所は初日から格上の三役力士を次々と破る快進撃。V争いのトップに立つと、そのままの勢いで千秋楽まで駆け抜けた。持ち味の突き押しについては「立ち合いの踏み込み、角度、鋭さがあった」。好調を維持できた要因は「大変な状況でも追手風部屋は関取衆が多く、いい稽古ができた」ことと自己分析した。

初優勝の反響は大きく、祝福のメッセージは約400件寄せられたという。

「すごいことなんだなと、そういうところでも実感した。日頃から応援してもらっていることに感謝したい。返信が大変? ありがたいことです」

15日間を終えて「今はゆっくりゴロゴロしたいです」。次なる目標は「まずは関脇での勝ち越しを目指して頑張りたい」と力を込めた。

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