週間予報 春の陽気から一転、29日以降は強い寒気と冬の嵐に警戒

週間天気予報

 この先一週間は天気、気温ともに変化が大きくなりそうだ。29日(金)から30日(土)にかけては低気圧が発達するため、全国的に風が強まり、また強い寒気の影響で日本海側は大雪となるおそれがある。

天気下り坂も、気温は高め

25日(月)午前11時時点の最低気温[上]と最高気温[下]

 25日(月)朝は全国約400か所で氷点下の冷え込みとなったが、この時間は西・東日本で気温が上がり、鹿児島は15℃、東京も10℃を超えた。また、全国的に青空が広がっていて、寒中の全国晴れは珍しい。

25日(月)午前11時の推計気象分布[上]と25日~26日(火)の時系列予報[下]

 ただ、この晴れの天気は長くは続かず、26日(火)は西日本から天気は下り坂に向かう見込み。暖かい空気が日本列島に流れ込むため、全国的に気温は高く、3月並みの気温となりそうだ。

低気圧が急発達、週末は寒さと暴風雪に警戒

29日(金)朝の上空の寒気と風の予想

 29日(金)から30日(土)は低気圧が日本海から北日本に進み、急発達する見込み。このため、全国的に風が強まり、荒れた天気となりそうだ。非常に強い寒気の影響で、日本海側の広い範囲で雪が強まり、北日本では猛吹雪となるおそれもあるため、早めの備えが必要だ。

(気象予報士・片山由紀子)

© 株式会社ウェザーマップ