米プロバスケットNBAのマイアミ・ヒートが「新型コロナウイルス探知犬」を採用することになった。28日(日本時間29日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦から〝任務〟に就く予定と、米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)が24日(日本時間25日)に伝えた。
空港などで爆発物や麻薬の探知犬がいるのは珍しくない風景だが、これがヒートの本拠地、アメリカン・エアラインズ・アリーナでも見られることになる。
ヒートはシーズンチケットを保持する約2000人に限って、クリッパーズ戦から同アリーナでの観戦を認める。
来場者はアリーナに着くと「スクリーニングエリア」に行くことが義務付けられる。そこでは探知犬が待機しており、来場者のそばを歩いて匂いをかぐ。探知犬がそのまま通り過ぎれば観戦はOK。座った場合は新型コロナウイルスの匂いをかぎ取ったということになる。
犬に対するアレルギーのある人には、別の方法での検査が実施される。
ESPNによれば、ドイツでの研究では、探知犬は94%の確率で新型コロナウイルスを嗅ぎ取ることができるとされており、すでにドバイ(UAE)やヘルシンキ(スウェーデン)の空港では採用されているという。