Jリーグが25日に臨時実行委員会を開催し、脳震とう対策の交代枠追加を導入する方針を決めた。
国際サッカー評議会が昨年12月に脳震とう対策の試行ルールを決定。これを受けて会議後にオンラインで会見した黒田卓志フットボール本部長は「脳震とうの件は本日議論した。(28日の)理事会で決議するが、現時点では導入の方向でいる。選手の安全を確保する目的。A案で検討していると説明した。
ルールの導入にあたっては「各チーム最大1人が脳震とうによる交代ができる」A案と「各チーム最大2人が脳震とうによる交代ができ、この交代が使用された場合は相手チームは理由を問わず交代人数を追加できる」B案を各団体が選べるが、Jリーグでは戦力格差なども考慮してA案を採用する見込みだ。
また、イングランド・プレミアリーグのアーセナルがルール違反で話題となった新型コロナ禍でのゴールセレブレーションについては「ゴール後のセレブレーションはこれまで同様の考え方。見ている方のことも考えて、できるだけ控えるという方針は変わっていない」と黒田本部長は引き続き自粛するよう求めた。