宇久高生が島の魅力PR 観光パンフレット制作

高校生目線で宇久島の魅力をPRするパンフレット

 高校生が見つけた島の魅力をどうぞ-。長崎県佐世保市の離島、宇久島にある県立宇久高の3年生が観光パンフレットを制作した。地元の食や風景、祭りなど、生徒たちが18年間の暮らしの中で感じた島の「おすすめ」を紹介している。
 地域の魅力向上を目指す探究活動「Uku Labo」の一環で作った。島外の人々により興味を持ってもらおうと、島で育った高校生の声を伝えることをコンセプトに設定。昨年5月から取り組んできた。
 10人の生徒が1ページずつを担当。幼い頃から家族と一緒に磯場で集めた貝の美味しい食べ方や、繁殖農家で育った日々を通じて学んだ牛の性格や特徴など、生徒の感性を生かした内容にまとめた。
 島内の祭りを取り上げた水野貴雄さん(17)は「写真や祭りのせりふを使って雰囲気が体感できるように工夫した。宇久島の知らなかった一面を発見してほしい」と呼び掛ける。
 パンフレットは島内のターミナルで配布するほか、宇久町観光協会がPR活動に活用。旅行会社や佐世保市内の小中学校に届ける予定という。

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