火山活動継続、警戒を 新燃岳マグマ噴火から10年

韓国岳頂上から望む新燃岳火口。溶岩がたまった火口と西斜面から噴気が上がっていた=25日午後

 霧島連山・新燃岳(1421メートル)で約300年ぶりとなるマグマ噴火が2011年に発生してから、26日で10年を迎えた。噴火は18年6月以降なく、新たなマグマの流入を示すとされる地殻変動は停滞傾向にあるため、すぐに大規模な噴火が起きる恐れはないとみられている。一方、火山性地震が増減しながら続くなど活動は継続しており、宮崎地方気象台は再び活発化する可能性を指摘し、警戒を呼び掛ける。

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