33年ぶりテレ東ドラマ出演の香取慎吾 役作りは今も〝SMAP流〟

ドラマ「アノニマス~警視庁〝指殺人〟対策室~」-主演の香取慎吾とヒロイン役の関水渚(右)-©「アノニマス」製作委員会

香取慎吾(43)主演ドラマ「アノニマス~警視庁〝指殺人〟対策室~」(テレビ東京系、月曜午後10時~)が、25日にスタートした。

同ドラマはSNSでの誹謗中傷をテーマにしたサスペンスドラマ。香取は民放ドラマ出演5年ぶりで、テレビ東京のドラマ出演としては1988年の「危ない少年Ⅲ」以来33年ぶりとなる。

香取演じるワケあり捜査官・万丞渉(ばんじょう・わたる)が所属する、SNSトラブル専門の対策室「警視庁指殺人対策室」通称〝指対(ゆびたい)〟にいるのは、出世コースから外れたクセモノばかり。〝バディ〟となるヒロイン・碓氷咲良役にはブルーリボン新人賞を獲得するなど、旬の女優として注目を浴びる関水渚(22)が起用された。

第1話で、香取はネット上で誹謗中傷に遭っていたファッションモデルの自死を追う、万丞捜査官としてシリアスな演技を披露。独特の存在感を醸し出していたが、その〝役作り〟もユニークそのものだ。香取は本紙に「台本は現場入りするまで読まない」「撮影が終わった芝居はすぐに忘れる」と告白した。

瞬時にスイッチを「ON・OFF」するやり方が身に付いたのは「忙しかったからでしょうね」。過密スケジュールで、準備時間がまったくない超多忙なSMAP時代があったからこそ培われたという。

「SNSと生きる今。このドラマ『アノニマス』がSNSの闇だけではなく、その先の光も描いてくれたらと思っています」と話す香取。同ドラマでまた新たな一面を見せてくれそうだ。

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