【大日本印刷】小型モビリティの管理・貸出状況の可視化など可能に 三重県実証でシステム提供

大日本印刷(以下、DNP)は19日、三重県にある湯の山温泉地域で実施している最先端技術活用実証事業に、小型モビリティ車両のレンタル管理システムと、混雑状況およびモビリティ車両貸し出し状況の可視化システムを提供すると発表した。

三重県は時間と場所をずらした新たな観光スタイルを推進するために、3密回避に向けた最先端技術活用実証事業を2020年12月24日から2021年3月12日にかけて実施中だ。混雑状況の見える化、Web来店システムの導入、さらに1月18日からは小型モビリティの導入も開始し、合計3項目の検証を行っている。

今回DNPは、3項目の1つである小型モビリティの導入に関し、パートナー企業と協力して、小型モビリティ車両のレンタル管理システムと、混雑状況・モビリティ車両貸し出し状況の可視化システムを提供する。レンタル管理システムは運行管理者向け、可視化システムは車両利用者向けのものだ。

レンタル管理システムは、車両のレンタル状況や位置情報の管理をネットワークを通じて更新する。また、混雑状況・モビリティ車両貸し出し状況の可視化システムともAPIで連動している。運用実績に関するレポート作成やCSVファイルでの出力も可能だ。

レンタル管理システム
(運行管理者向け)

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