チェルシーがランパード監督を電撃解任!次期指揮官はトゥヘル招聘が決定的に

チェルシーは25日にフランク・ランパード監督を解任し、次期指揮官にはトーマス・トゥヘル招聘が決定的となった。

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クラブ歴代最多得点記録を誇るランパードは2019年にチェルシー監督に就任すると、補強禁止処分によりアカデミー出身選手を積極起用。FAカップ準優勝、4位フィニッシュでUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得など就任1年目で上々の成績を残した。しかし今シーズンは夏に2億ポンドを費やし大型補強を敢行したにもかかわらず、プレミア19試合で9位に甘んじ首位マンチェスター・ユナイテッドと9ポイント差に。チェルシーでオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏は、熟考の末ランパード解任がクラブにとってベストの判断だったと語った。

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「クラブにとって非常に難しい決断だった。少なくとも私はフランクと個人的に素晴らしい関係を持っていて、彼を最大限リスペクトしているから尚更だ。フランクはとても誠実な人物で、最高の仕事をしてくれた。しかし現状では、監督を交代させるのがベストだと考えたんだ。クラブ、役員、そして個人を代表してフランクの仕事を感謝し、今後の成功を祈りたい。彼はこのクラブの重要なアイコンであり、その地位が衰える事はない。スタンフォード・ブリッジに戻るときは、暖かく迎え入れてられるだろう」。

また長期政権が期待されていたランパードはイングランドで監督業を行う人物の労働組合であるリーグ・マネジャー・アソシエーション(LMA)で、契約を全う出来ず残念に思うと言及した。

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「今シーズンはクラブを前進させる時間がなかった事を残念に思う。私がこの役割を引き受けた時、クラブにとって困難な時期だった。私は成し遂げた成果を誇りに思うし、ファーストチームで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアカデミーの選手を誇りに思う。彼らはクラブの未来を担っている。前例のない困難時期をサポートしてくれたクラブやアブラモビッチに感謝している」。

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次期監督にはトゥヘル氏就任が濃厚となっており、18ヶ月に1年延長オプションが含まれた契約を結ぶ方針。早ければミッドウィークに発表される予定で、コロナウイルスの検査で陰性が確認されれば、チェルシーの練習場や選手たちと合流が可能となる。

チェルシーがランパード監督を電撃解任※写真 Pool

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