頼れるエースが本格始動だ! 巨人の菅野智之投手(31)が26日、ジャイアンツ球場で自主トレを行った。
この日はキャッチボールやランニングなど軽めのメニューで調整を行った右腕。施設内では、丸や坂本らに加え、今季から新たにDeNAからFA加入した梶谷とも対面し「久しぶりのジャイアンツ球場でみんなの顔が見れて嬉しかったです」と思わずほおを緩めた。
気になるのは、現在の菅野のコンディションと今後の調整ぶりだ。ポスティングシステムを利用したメジャー移籍を目指し、契約交渉のため元日から渡米していた菅野は、9日に帰国。コロナ禍により、以降2週間の隔離措置が取られていたために、グラウンドやトレーニング施設での練習は制限されていた。キャンプインまで残り6日と差し迫る中で、どのように調整を続けていくかが大きな課題となる。
帰国後には「やっぱり早く体を動かしたいという焦りもありますけど」と率直な心境も明かしていたが、同時に「シーズンが終わったのが遅かったですし、例年に置き換えると(自主トレ先の)ハワイに出発するぐらいの時期。休んでいる期間としては多分変わりないと思う」と冷静な分析も行っていた。
この日の練習後には「今日は軽めの練習でしたが、シーズンを見据えてしっかりとキャンプに臨めるように準備していきます」と力強く語った。春季キャンプは東京ドームからスタートする「S班」に振り分けられているため、2月4日までは移動を伴わず、比較的負担の少ない状態で調整に臨むことができる。例年とは異なる幕開けとなるが、エースの手腕に注目が集まる。