元イングランド代表のエースでＪ１名古屋でもプレーしたゲーリー・リネカー氏（６０）がフランク・ランパード監督（４２）の解任に憤っている。
イングランド・プレミアリーグのチェルシーは２５日、成績不振からランパード監督の更迭を発表。現役時代にスターだったクラブＯＢの解任は英国で大きな話題となったが、これに怒っているのが、リネカー氏だ。自身のツイッターを更新し「フランク・ランパードが解任されると発表」との書き出しで「まったく馬鹿げている。クラブが新しい道を進もうとしていることを考えれば、もう少し時間を与えることが必要だった」と、クラブの決定を非難した。
チェルシーの指揮官就任１年目は４位と奮闘したものの、今季はここまでリーグ９位に低迷しており、４位以内となる来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権獲得も危うい状況にある。しかも今季に向けて２億ポンド（約２８４億円）もの資金を使って大型補強しながら結果を出せていないことも解任につながったと、地元メディアでは報じられている。
それでもリネカー氏は「美徳とされる忍耐は、このスポーツではめったに認識されません。彼らは決して学びません」とし、監督就任から１年半、シーズン半ばの解任を疑問視していた。
