【新型コロナ】神奈川県の最大確保病床 1939→1555に、病床使用率は上昇へ

定例会見で説明する黒岩知事=26日午後、県庁

 神奈川県は26日、新型コロナウイルスの感染患者を最大限受け入れることができる「最大確保病床数」について、これまでの1939床から1555床に修正すると発表した。最大確保病床数は国が感染状況を判断するステージの指標に関わる数字で、病床使用率が上昇することになる。県は近く国に変更の報告を行う。

 これまでの病床数は、県内の医療機関を対象に昨年春に実施した聞き取り調査に基づくものだったが、病床の需要が高まる冬場の実態を反映させるため、県が今月、あらためて調査した。

 県内76病院で1939床(うち重症者用200床)だった最大確保病床数は調査の結果、91病院で1555床(同190床)だった。

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