コロナ禍でもメイク、ファッションで“マスク美人”に、忙しいママのおしゃれ術

2020年は新型コロナウイルスの影響で、生活様式も様変わり。ばっちりメイクでおしゃれをして出かける機会も減ってしまった人が多いのではないでしょうか。コロナ太り、コロナ疲れ、コロナストレス……そんな言葉も出てきた中で、忙しいママがキレイでいるために心がけたいヒントをご紹介します。

マスクのメイク、気にしてる?

コロナ禍で2020年に最も売り上げが落ちた日用品は口紅だといわれています。販売金額が前年比44%と半分以下になってしまったそう。他にも、チークやファンデーション、化粧下地などが大幅に売り上げを落とす結果に。

化粧品全体が売れなくなってしまっている昨今。それでも、アイブロウやマスカラなど目元のメイクアップアイテムは前年比9割前後の売り上げをキープしています(※1)。

外出時はマスクをしているので、ばっちりメイクの人は減ってしまっていると思います。その代わり、眉毛とアイメイクをきちんとして、目ヂカラをUPする人が増えているよう。

「マスク美人」という言葉があるように、マスクをすると目元が強調されます。また、心理学的にも、人は見えている部分から隠れている部分を理想の姿に想像します。つまり、マスクスタイルでアイメイクをきちんとすれば、美人度を今まで以上に引き上げることができるはず。

今だからこそ、アイメイクや眉メイクにこだわってみてはいかがでしょうか。

コロナ禍のファッションは?

外出の機会が減り、洋服を買わなくなった......という方も増えているようです。2020年11月、上場するアパレルブランド24社のうち、前年同月の売り上げを下回ったのは75%にあたる18社でした。

百貨店も軒並み売り上げを落としていますが、この中で売り上げを伸ばしているのが、ワークマンやユニクロなど。実用性を求めたファッションを選ぶ人が増えているようです(※2)。

かくいう私も、洋服を頻繁には購入しなくなりました。家にいる時はラフなスタイルで。週1くらいで出社していますが、そのときだけ意識してスカート&ブーツなどにしています。

外出が減っている分、出かける時はきちんとした服装を心がけるメリハリを大事にできるとよいですね。

高級なルームウェアの売り上げが伸びているといったニュースも出ていましたが、私も家にいる時間は心地よさ重視で。最近、部屋着とパジャマを新調しました。できるだけ肌触りのいい、お気にいりの柄のものです。エプロンも同様に、料理が楽しくなるような自分好みのものにしました。家にいる時間が長いからこそ、その時間を心地よく過ごせるものを身につけたいですね。

家をキレイにして心をスッキリ

外出できないのなら、せめて家の中でキレイな気持ちになれることを! ということで。おすすめしたいのは、「お気に入りのモノだけ」を家の中におくこと。

コロナ禍で「断捨離」ブームも再燃しているようです。不必要なものを手放し、大切なものだけを手元に置いておくことでさまざまな効果が期待できます。

  • 探し物の時間が減り、時間に余裕を持てるようになる
  • 好きな物しか周りにないので、幸せな気持ちになる
  • 余計なモノを買わなくなり、金銭的なメリットが生まれる
  • 視界がスッキリして、ストレスがなくなる

……など。

ただモノを手放すだけで、想像以上に大きな効果が期待できます。一度にすべてをやろうとすると大変ですが、まずは「冷蔵庫の中」「洋服ダンスの引き出し」など。場所を決めて取り組むとやりやすいはず。

不要なものを手放した後、家具の配置を変え、お花を定期的に飾るようにしたら、自然と気持ちも上がるように。キレイな空間は、自分の心のキレイにも反映していくように思います。

食べるもので体の中からキレイに

キレイになるために、外側につける化粧品にこだわる方も多いと思いますが、それ以上に大切なのは食べるもの。

偏った食事をしていると、吹き出物が出たり、調子が上がらなかったり、気持ちが落ち込んだり。外面にも内面にも影響が出てきます。とくに、最近は自炊されている方も多いと思いますので、口の中に入れるものを少し意識するだけでもキレイ度はUPします。

その中で、ぜひ心がけてほしいのは「旬の食材」を取り入れること。ヒトの体は、自然の巡りに合わせた四季のサイクルでバランスをとっています。旬の魚・野菜などを食べることは、免疫力を高め、丈夫な体を作ることにつながります。

また、旬の食材は栄養価も高いですし、その時期に多く出荷されるので価格も安くなります。旬の食材を選び、これに合うレシピは何かな? こんな風にアレンジしたら子どもは喜ぶかな? と考えながら作るのも楽しいものですよ。

キレイの基本は規則正しい生活

いろいろと書いてきましたが、基本はやはり「規則正しい生活」をすること。友人から「外出自粛期間中、食事を3食バランスよく食べ、十分な睡眠を取って過ごしたら、肌がピカピカになった」という話を聞きました。美肌のためには、規則正しい生活習慣がいかに大切かを思い知ることになったそう。

育児も仕事もがんばるけど、休息もきちんととる。食事・運動・睡眠を大切にして、自分がホッとする時間を少しでも作り、ストレスをためないこと。そうすることで、内側からもキレイになれるはずです。

「キレイでいる」ってどんなこと?

そもそも「キレイでいる」ってどんなことでしょうか。見た目のキレイももちろん大切ですが、内面を磨くことや心の充実も同じくらい大切だと思います。

「見た目」を気づかうことで、自信が持てたり、やる気が出たり、内側の変化につながることも。そして「内面」を磨くことで、笑顔がイキイキとして外側のキレイにつながることもありますよね。

心がくすんでしまう日もありますが、そんな時は「自分が何をしたらごきげんになれるか」。そんな選択肢をいくつか用意しておくのもよいかもしれません。「お風呂に入って、温まる」「お気に入りのアロマの香りを嗅ぐ」「好きな音楽を聴く」など。小さなことでもよいので自分をごきげんにする選択肢を増やすことが、キレイに近づくコツだと思います。

※1:出典:インテージ 知る Gallery 2020年12月15日公開「コロナが影響「2020年、今年苦戦したものランキング」

※2:出典:帝国データバンク「上場企業(アパレル)の月次売上高動向調査・2020年11月分

著者紹介

梅津恵(うめつめぐみ)

雑誌、WEBサイト(エンタメ・お出かけ・子ども・ライフスタイル・料理・美容)などの企画営業、編集、イベント運営、メディアプランナーを経てフリーに。
留学でイギリス・夫の転勤でシンガポール・タイへ移住。
現在は、出版社で編集、デジタルマーケティングに従事する傍ら執筆活動も行う。男の子のママ。
●資格:幼稚園教論二種、保育士、メディックファーストエイド(小児国際救急法)

その他の【働くママの時間割】は

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