菅田将暉 日常を描いたラブストーリー初出演に「新鮮な思い」 映画「花束みたいな恋をした」イベント

俳優の菅田将暉が、26日に都内で行われた、映画「花束みたいな恋をした」の公開直前イベントに、有村架純、土井裕泰監督と登壇。撮影や共演者の有村架純、「これから経験したい花束みたいなこと」などについて語った。

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日常や恋愛のリアルな会話が特徴の坂元裕二が脚本を務めた「花束みたいな恋をした」の撮影について菅田は、「普通の日常を描いたラブストーリーという経験が無かったので、ドキドキする瞬間の表情などは土井さんに演出してもらって、なるほどなと新鮮な思いでした。順撮りのおかげで、今はこれぐらいの気持ちだからとか変に計算せずに麦と絹の日常を送って、素直に楽しいことや悲しいことを経験することができました」と撮影を振り返った。

「何者」から5年ぶりの共演となった有村については、「当時はほとんど話したことがなかったんです。変わったのか、知らなかったのか分からないですけど、よくしゃべる人だなって今回気づきました。好奇心旺盛で、自分が知らないものとか初めて見るものとかへの抵抗感があまりなくて、飛び込んでいける人だなと思います」と、本作で有村との距離がぐっと近くなった姿を見せた。

「これから経験したい花束みたいなこと」の質問に対しては、「花束みたいな打ち上げがしたい」と回答。「前までは作品をひとつ作ると最後はみんなで打ち上げをして、いろいろ話をして、笑い合って終わる、という日々だったんですけど、今のご時世的に打ち上げができないし、撮影以外で人と会うことがないんです。(撮影が)終わった感じがなければ、先に進める感じもないし、すごく寂しいんです」と、コロナ禍での切実な想いを吐露。すると土井監督も同じ回答であることが判明し、共感しあっていた。

「花束みたいな恋をした」は、偶然の出会いから恋に落ちた、菅田将暉演じる大学生の山音麦(やまねむぎ)と有村架純演じる八谷絹(はちやきぬ)の”最高の5年間”を描いた作品。「東京ラブストーリー」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」などのテレビドラマを手掛けた脚本家の坂元裕二が、初の映画オリジナルのラブストーリーを書き下ろした。監督は、「罪の声」の土井裕泰が務めている。

花束みたいな恋をした
2021年1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

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