お菓子作りで気をつけたい!衛生面や安全面の対策

お菓子作りで気をつけたい!衛生面や安全面の対策

おうちでお菓子やパンを作るときに気をつけたいこと

今回はおうちでお菓子やパンを作るときにぜひ知っておいてほしい、衛生面や安全面で気をつけたいことをお伝えします。 手作りのお菓子などのプレゼントは、おうちで食べるときよりも衛生面でより注意したいもの。 そして、けがややけどをせずに安全に作ることも、楽しく手作りするために大切にしてほしい事柄です。

身だしなみ準備編

まず体調を確認

なんといっても、健康であることが第一。 体調が悪いときは、無理してお菓子作りはしないようにしましょう。 お菓子にウイルスや菌がついてしまう可能性も考えられます。

手洗い・消毒を行う

水洗いだけでは細菌などは落ちません。 せっけんを使い、正しい手洗い方法できちんと洗いましょう。

手洗い後には、手指に消毒液をすり込むのもおすすめ。

爪も短く

爪が長いと、内側についた汚れなどが洗いきれない場合も。 爪の中にお菓子の生地が入り込まないようにするためにも、なるべく短く切っておいたほうが安心できます。

髪の毛はまとめる

髪の毛は気がつかないうちに落ちてしまうもの。 髪の毛は縛って、きちんとまとめてください。 三角巾などもつけると◎

エプロン・マスクの着用

衣服を汚さないためだけでなく、衣服の汚れがお菓子につかないようにするためにも、清潔なエプロンを着用しましょう。 また、作業中にしゃべったりくしゃみをしたりすると飛沫が気になります。そのため、マスクもしておくとより安心です。

セーターはなるべく避けて

冬場はセーターを着ていることも多いと思います。でも、できればセーターを着ての作業は避けるのがおすすめ。 細かいセーターの毛が抜けて空気中を舞い、知らないうちに生地に付着してしまうことがあります。

器具・材料の準備編

キッチンや作業台はきれいに

おうちでお菓子作りをするときは、キッチンやダイニングテーブルなどで作業するのではないでしょうか。 普段生活している場所なので、いろいろな汚れがついている可能性があります。 作業を始める前に片付け、汚れがないように消毒液などで拭いておきましょう。

器具の点検を行う

ボウルや泡立て器、型などを準備したら、汚れがないかをチェック。 汚れや水分がついていると失敗の原因にも。 以前使ったときに洗っていても汚れが落ちていなかったということもあるので、使用前のチェックは大事です。 きれいに洗い、乾燥している器具を使ってください。

材料の賞味・消費期限を確認

材料の賞味期限・消費期限は大丈夫?

特に牛乳・生クリーム・卵などの生ものの消費期限にはじゅうぶんな注意が必要です。

調理編

レシピをきちんと読む

レシピをあらかじめ読んで、流れを頭に入れてから作業することが大事。 バタバタ作業をすると、どうしても安全面や衛生面まで注意が及ばなくなってしまいます。 次の作業を確認している間に生地の状態が変わってしまう、なんてことも。

けがややけどに注意!

包丁やナイフなどの刃物や危険なものは使い終わったら片付けて、作業台に放置しないことが大切です。 また、オーブンを使う場合は、やけどに気をつけて。 焼き上がったお菓子を取り出すときは、必ず乾いた状態のミトンなどを使いましょう。水気のある布で高温のものを持つのは危険なので、絶対にやめてくださいね。 湯せん焼きはお湯がかなり高温になっているので、じゅうぶん注意を。

調理中もこまめに手洗い

調理中に手が汚れてしまったり、作業を中断して別のことをしたりしたときは、その都度手洗い・消毒をしましょう。

ラッピング・プレゼント編

ラッピングはしっかり冷めてから

お菓子が冷めないうちにラッピングをすると、湿気で食感を損なうだけでなく、傷む原因にもなります。 必ず、完全に冷めたものをラッピングしましょう。

ビニール手袋を着用すると◎

ラッピングするときは素手ではなく、ポリエチレン製などの手袋を使うと安心。

鮮度保持剤+ガス袋+クリップシーラーを使うのがベスト

乾燥剤や脱酸素剤などの鮮度保持剤は、お菓子の品質を守ってくれるアイテム。

乾燥剤は、パッケージ内の湿気を吸い取ってお菓子を湿気から守ってくれるもの。 脱酸素剤は、パッケージ内の酸素を吸収してお菓子の劣化を防いでくれるもの。 お菓子によって使いわけがありますが、おいしく食べてもらうためにも、プレゼントのときはぜひ入れたいですね。 鮮度保持剤の効力をいかすためには、密封状態にすることが大切。ガス袋とクリップシーラーの併用がおすすめです。

賞味期限や保存方法を伝える

お菓子をもらう側は、どのくらい日持ちするものなのかわからないもの。 「明日までに食べてね」「1週間はもつと思うけど、なるべく早めに食べてね」などと一言添えると安心です。 冷蔵保存しなければいけないものも、きちんと伝えましょう。

食物アレルギーの確認も大切

アレルギーがあるかどうかわからない方にプレゼントをするときには、事前に確認するのがおすすめです。

衛生面・安全面に気を配って、気持ちよく手作り

せっかく作ったお菓子を喜んで食べてもらうためにも、衛生面や安全面には注意したいもの。 特に衛生面がしっかりしていると、贈るほうも贈られるほうも気持ちがいいですよね。 安心・安全に気を配って、手作りを楽しみましょう。

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