多くの米メディアは２６日（日本時間２７日）にヤンキースからＦＡとなった田中将大投手（３２）が楽天に復帰する可能性が高くなったと日本で報道されたことを伝える中、米ＣＢＳスポーツ（電子版）は「フィリーズにフィットする」と右腕のメジャー残留を期待した。
同電子版はすでに契約した選手を含めたこのオフのＦＡ選手ランキングで田中を１０位に選出。「田中が大幅な減俸を受け入れるか、ヤンキースがぜいたく税を払う方針に転換しない限り、ヤンキース残留はないだろう。このところ報じられているように楽天復帰も否定できない」と現状を説明した。
その上でフィリーズを候補に挙げた。「フィリーズはベラスケス（またはハワード）をブルペンへ押しやるためのベテラン先発投手として田中を起用できる。ジラルディ監督とはヤンキースでの日々によりお互いを知っている」
２００７年から１１年までナ・リーグ東地区を５連覇（０８年は世界一）したフィリーズだが、１２年以降は３位以下に沈んでいる。
フィリーズはこの日、ＦＡになっていた捕手のリアルミュートと５年総額１億１５５０万ドル（約１２０億円）で再契約に合意したと発表した。田中獲得は１０年ぶりポストシーズン進出へ強力なカードになりそうだが…。
