マクニカ、ネットワーク導入を支援する「マクニカ ネットワークOSリモート検証サービス」の無償提供を開始

世界中のネットワーク業界でオープン化が加速し、これまでの垂直統合型でネットワーク機器が提供されるベンダー主導の業界構造から、ユーザー自身でハードウェアやソフトウェアを自由に組み合わせられるユーザー主導へのシフトが起きている。オープン化することにより、経済的メリットに加えて、5Gの普及やリモートワークなどにより爆発的に増加するトラフィックに対応した柔軟なネットワークや、多様化するサービスに適応するための設定自動化など、得られるメリットは多岐にわたる。その一方で、導入に向けた検証環境の準備やエンジニアのスキル定着、運用体制の変更など、従来型ネットワークからの切り替えには越えなければならない障壁が多くある。そのため、国内でのオープンネットワーク導入は一部の先進的な企業に限定されているのが現状だ。また、コロナ禍において出社が制限される現状ではラボ環境での検証作業にも制限が生じているため、新たな取り組みからは遠ざかってしまう傾向にある。株式会社マクニカは、あらゆる企業のオープンネットワーク導入を後押しするために、「マクニカ ネットワークOSリモート検証サービス」の無償提供を開始した。同サービスは、マクニカが取り扱うメーカーの様々な製品ラインナップから、利用者の課題に最適な構成を提案するという。また、マクニカが所有するラボ環境に利用者専用の検証環境を構築し、VPN経由でアクセスし、リモート環境下で検証作業を実施できる。基本構成は無償で利用可能で、検証後も本番環境への導入支援や導入後の保守・運用サポート含め、マクニカの専門スタッフによる伴走型サポートを提供されるとしている。

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