巨人がキャンプ地・沖縄へ恩返し 那覇にPCR検査センター開設&医療従事者へ寄付

PCR検査場(ロイター=写真はイメージ)

巨人は27日、キャンプ地として訪れる沖縄・那覇市内に期間限定のPCR検査センターを開設すると発表した。

巨人では一軍S班が6日から、一軍本隊が16日から28日まで那覇市内のセルラースタジアムでキャンプを行う。キャンプ中も定期的にPCR検査を実施する方針で、現地の医療従事者たちに負担をかけないようにするため、木下グループの全面サポートを受け、今月29日から検査センターの運用を開始する。

対象は巨人に限らず、沖縄県内でキャンプを行う他のNPB球団やJリーグの各クラブ、キャンプ地のホテルやバス会社なども含まれる。チームが撤収した3月以降も県内では大学、社会人野球、他の競技の合宿なども予定されているため、利用できる期間を4月30日までとしている。

巨人が沖縄でのキャンプを開始してから今年で11年目。那覇では「コロナ禍でのキャンプに感謝! ありがとう沖縄」をスローガンに掲げる。原監督をはじめ主将の坂本、菅野らが選手たちに医療従事者への募金を募っており、その一部を沖縄県の医療従事者に寄付する予定。球団は木下グループとともに、コロナ禍で経済的な影響を受けている県内の家庭や子供たちに役立ててもらうため、計200万円を公益社団法人「沖縄県母子寡婦福祉連合会」に寄付し、キャンプ地への恩返しを進めていく。

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